変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)とは
老化や肥満、外傷など、様々な原因により、関節の軟骨がすり減ったり
骨の変形したりすることが元で起こるひざの痛みや障害疾患の一つです。

近頃ジョギングをなさる中高年の方が増えていますが
今まで運動習慣がないまま、いきなりランニングなどを始めると
筋肉機能がしっかりとしていない為にひざの痛みを発症する例が度々有ります。
では、治療や予防する方法はどのようなものか??

膝の痛みがある方!必読です。

変形性膝関節症が考えられる原因は何か?

膝関節内で骨と骨が直接こすれ合わないように
骨の表面を覆ってクッションの役割を果たしているのが
「関節軟骨」ですが、長年に渡っての膝関節への負担に耐えられず
ひざの関節軟膏がすり減ったり変形したりして発症します。

多くは原因がはっきりしない加齢による一次性の変形性膝関節症と
何らかの原因で生じる二次性の変形性膝関節症があります。

マラソン愛好家の中高年のランナーは経験が浅いために
ペース配分が掴めず走る距離が増えてくると
気がつかないうちに過度のひざへの負担をかけ過ぎ
疲労から過労になり、さらに病的疲労へと移ります。

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初期の症状と本格化した時の症状は?

最初は立ち上がろうとする時や、歩き始めようとした時や
立ち仕事の後などに痛みを覚え、休めば痛みは取れますが
正座や階段の昇り降りが困難となります。

また、ひざの「こわばり感」を感じます。

初期でも、炎症が強い場合は関節内に関節液が溜まり
関節が腫れてひざを曲げた時などに強い痛みを伴うことが有ります。

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酷くなりますと、安静にしている時にも痛みが取れず
変形が目立ち、ひざを伸ばすことも出来なくなり、歩行も困難となります。

また、膝の半月板損傷を生じたり、関節内遊離体(関節ねずみ)や
膝の後ろにベーカー嚢腫(袋状の腫瘤しゅりゅう)を合併したりすることが有ります。

ひざが痛い時の治療法

変形性膝関節症の場合
一度すり減ってしまった関節軟骨は元に戻すことは難しいことです。

しかし、痛みを和らげ、自由に歩けるようになったり
普通に生活できるようになるなど
機能を回復してより良い状態にすることは可能です

痛い時には出来るだけ安静にしているのが最良です。

基礎的療法として、ひざに負担を与えない足底装具やひざサポーター
湿布薬や塗り薬、痛み止めの内服薬などを使用して保存的な治療を行います。

薬は副作用が出ることも有りますから、症状の状態を医師にきちんと伝え
診断副作用に注意しながら服用することが必要です。

自分の判断で服用量を勝手に増やしたり減らさないこと。
またその他に服用している薬がある場合は必ずその旨を伝えることが大切です。

大腿四頭筋を始め、ひざ周辺の筋力トレーニングは
関節の安定性を良くしますし、関節の腫れなどを改善するのに有効です。

参考サイト:[変形性膝関節症とその治療法]
http://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/seikei/kanja/kanja02_01_1b.html

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変形性膝関節症の予防法

まず、日常生活ではひざにあまり負担をかけず
ひざを支える筋力などを衰えさせないようにすることが原則です。
下記に記した項目をなるべく励行しましょう。

・正座はなるべく控える。
・階段の昇り降りには、ゆっくりと手すりなどを利用する。
・立ち上がる時は、何かに掴まるか、手をつきながらゆっくりと。
・トイレは洋式を使用する。
・重い荷物はカートなどを使用する。
・温めて血行を良くする。
・太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。

また、適度な軽い運動をすることで
ひざを支える筋力を鍛え関節可動域を維持し
痛まず長く使えるひざを目指します。

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軽い運動は血行が良くなり関節軟骨などの栄養状態も良くなるので
痛みを和らげる効果も期待できるのです。

ですが、やり過ぎは痛みを悪化させる恐れもありますので
運動後に痛みが続くような場合は運動量を減らすなど注意して行うことが大切です。

運動については、医師の指導を受けてから始めた方が良いでしょう。