小倉祇園太鼓の歴史

今から約350年前、藩主のお供をして江戸表に上った囃子方の清五郎という人が、山王神社の囃し方を聞き覚え、小倉に帰国後広めたのが始まりとされます。

江戸時代の小倉祇園は、ご神幸に城内の各町内から、色々な趣向を凝らした山車、踊車、人形引車、傘鉾が追従するという豪華なものであったそうです。

当時から小倉祇園太鼓には多くの人出があり、豊前国内や筑前などから訪れる見物客を含めるとかなりの人数に上りました。

このため古くから「関の先帝、小倉の祇園、雨が降らねば金がふる」といわれてきました。

これは小倉祇園太鼓や下関の先帝祭は雨に見舞われることが多いが、晴れると多くの人が集まり、町では大いに商売繁盛するという意味です。

昭和18年には岩下俊作の小説「富島松五郎伝」を原作とした「無法松の一生」が大映から公開され、小倉祇園太鼓が全国に広まることとなりました。

さらに昭和33年には、三船敏郎主演の「無法松の一生」が東宝から公開され、この作品はヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞しており、小倉祇園太鼓は世界中に知られることとなりました。

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無法松の「暴れ打ち」

昭和18年の「無法松の一生」では、監督が太鼓打ちの田中伝次に映画ならではの「暴れ打ち」の考案を依頼しました。

田中伝次は祇園太鼓とは異なる、リズムが段々早くなる「無法松版祇園太鼓」を考案して演じられ、全国でいろいろ太鼓が生まれることとなりました。

小倉祇園太鼓といえば、この映画から「無法松版祇園太鼓」を思う人も多いと思いますが、これはあくまでも映画の中のことであり、実際の小倉祇園太鼓とはかなり異なるものとなっています。

会場へのアクセス

小倉城と城内の八坂神社を中心としたお祭りです。太鼓競演会は小倉城大手門前広場で行われます。典型的な小倉祇園太鼓のイメージでいえば最終日に行なわれる「廻り祇園」です。それは太鼓広場やそれに面する小文字通りで見ることができます。

場所取りにおすすめスポット

小倉祇園太鼓は太鼓を乗せた山車が市内を練り歩くお祭りですので特別なスポットといったものはありません。

70団体以上が出場しますので市内いたるところで見ることが出来ます。おすすめといえば小文字通り周辺が一番見やすくなっています。

小倉祇園太鼓日程・時間

7月17日(金):宵祭り
7月18日(土):小倉祇園太鼓競演大会
小倉城大手門前広場 15時半
7月19日(日):小倉祇園太鼓据え太鼓競演会
小倉城大手門前広場 11時

太鼓広場「廻り祇園」
小文字通り 18時半