とりあえず生!というけれど何が“生”

一仕事終えた後のビール、格別ですね。

その時、「とりあえず“生”」っていうけど何が生なのでしょう?

日本では、ビールの製造工程で熱処理をしていないビールを「生ビール」と定義しています。

 

樽であろうと缶であろうと瓶であろうと、熱処理してないビールが「生ビール」。

生ビールは熱の影響を受けないため、ビール本来の新鮮さが失われること無く、豊かな味わいを楽しめます。

 

濾過技術が未熟だった時代は、濾過だけでは完全に微生物を除去することが出来ませんでした。

その為、低温殺菌により微生物を殺菌していましたが、近年は濾過技術が飛躍的に向上し、濾過だけで酵母や細菌を完全に除去することが可能となりました。

無題

それなら余計な加熱などしない方が良いということになり、熱処理することが無くなったビールを「生ビール」と呼ぶようになったのです。

 

従って今では、市販の瓶や缶の生ビールも、居酒屋で出てくる生ビールも中身は一緒です。

同じ貯蔵タンクから生産ラインが樽詰めになるか、瓶や缶入りになるかの違いです。

 

 

ビールジョッキ小・中・大それぞれ何リットル?

ドイツの場合には、ジョッキにきちんと500㏄とか750㏄の線が引いてあって、泡を除いてきちんとその線までビールが入ってないといけないようになっています。

日本の場合はお店によって大とか中の定義が異なっています。

 

取り合えず「生中」というと中サイズのジョッキに注がれた生ビールを指し、居酒屋などでも一般的な飲み方です。

ビールジョッキには大きさの規定が無いのですが、小ジョッキは200~300㏄、中ジョッキは350~500㏄、大ジョッキは700~800㏄程度が一般的な様です。

 

 

「生ビール」本当に美味しいの?

一般的に、生ビールの方が飲みやすいと言われているのは、「スッキリ飲みやすい」というイメージに合わせて味の設計をしているからです。

 

また、外食時に楽しむ生ビールは、普段とは違ったロケーションで飲むことによる気分の問題ということもありそうです。

 

以前のキリンラガービールは熱処理してあるから苦いのでは無く、元々の味の設計が苦いから苦いのです。

 

因みに、ビールの製造工程に「搾り」という作業は存在しません。

「搾り」があるのは日本酒だけです。

“一番搾り”というビールの名称は、日本酒の作り方から採って来た、“二番煎じ”です。

 

でも、“一番搾り”というと、いかにも新鮮!美味しそう!という印象が残ります。

採用した企業のイメージ戦略勝ちといったところでしょうか。