文楽のあやつられた楽しみ方

文楽とはなんぞや?

文楽は人形浄瑠璃と同じく

人形を動かす「人形遣い」

台詞や情景描写を語る「太夫」

音楽を担当する「三味線」

三業から成り立っています。

 

文楽とは何か?

もともとは、江戸時代後期の

人形浄瑠璃を蘇らせた人物の創った

劇場の名でしたが、

いつの間にか芸術そのものをさすようになりました。

文楽は人形の動きを見ると同時に、

語られる義太夫や、

奏でられる三味線を聴くことにも、

かなりのウエイトが置かれる

舞台芸術ということがわかります。

 

ここが演劇鑑賞とは大きく異なる点で、

ストーリーだけを追えば

「あっさりしている」と感じるでしょう。

又、上演される演目は、

何百年も前につくられた古典です。

そのためドラマの作法も現代の劇とは違い、

登場人物の発想や感情や行動にも

たじろいでしまうかもしれません。

 

だから、受け身でいきなり鑑賞して、

いきなり面白いとなるのは難しいです。

あらかじめ簡単でいいので

あらすじぐらいは読んでから

鑑賞したほうがいいでしょう。

 

文楽の楽しさとは、

時代を経ても不変な人間の心と、

時代を経ると人間の心は変わるんだな

という部分が、そのまま刻印されている事。

 

言い換えれば、伝統技能に触れる楽しみとは

時代とともに変わる部分と

変わらない部分がある「人間の心」

実相に迫る楽しみとも言えます。

無題

そのほかにも、表情豊かな人形のかわいさや、

それを繰る人形遣いの鍛錬の技

、喜怒哀楽から景色までをも

言葉で表現する夫のすごさなど、

文楽には多くの楽しみが盛りこまれています。

 

文楽の演目

文楽の演目は、

「時代物」「世話物」「景事」

三つに分けられます。

 

「時代物」

公家や武家社会に起こった事件や

物語を題材にしたものです。

 

江戸時代よりも前、

平安から戦国時代にかけてが

時代背景となっています。

代表作に「義経千本桜」等。

 

「世話物」

ちまたに起こった事件や物語を

題材にしたもので、庶民の日常

リアルに描かれています。

代表作に「曽根崎心中」等。

 

「景事」

能狂言、歌舞伎などから独立したもので、

音楽的で舞踏の要素が強く、

華やかでスピーディなものです。

代表作に「釣女」等。

 

 

文楽はどこで観賞できるの?

人形浄瑠璃文楽は、2003年ユネスコにより

人類の口承及び無形遺産に関する傑作

として宣言されました。

 

2003年には、

人類の無形文化遺産の代表的な一覧表

記載されました。

 

観賞するには大阪・国立文楽劇場、

東京・国立劇場小劇場、

その他の地方公演で見ることができます。

一番のお薦めはやはり

大阪・国立文楽劇場でしょう☆彡