富士山を独学で極める!
富士山といえば日本人ならずとも知っている日本を代表する山です。
標高は3000mを超える独立峰で、駿河湾や相模湾からの風と
北側からの風が複雑に巻くため、高所では航空機事故を起こすほどの激しい気象条件です。
身近な山ではあっても登るにはそれ相応の準備をしなければケガ、病気、事故が起こります。
ここでは、富士登山をするための最低限の準備や守らなければならない事をお伝えします
これらを守ってこそ楽しい富士登山が可能です
決して侮ること無く準備だけは充分にして出かけて下さい。

登山時期
登山道が開通している期間が登山シーズンです。
その他の期間や積雪期は危険で登ることは出来ません。
登山道により異なり2015年の場合
山梨県側(吉田ルート):7月1日から9月14日
静岡県側(須走ルート・御殿場ルート・富士宮ルート):7月10日から9月10日となっています。
登山
快適で安全な登山をするために余裕のある計画が必要です。
初心者による0泊2日の登山や、日帰り登山は高山病を発症しがちです。
最近では2泊3日のゆっくりとしたペースで楽しむ登山も増えています。
安全・快適な登山をするためには最低途中で1泊はするような計画を立てて下さい。
その場合でも、山頂を目指す場合は未明に出発することになるため
出来るだけ早めに山小屋に到着し、出来るだけ長い時間、休憩と睡眠を取るようにしましょう。
持ち物
出発前には必ず装備のチェックをしておきましょう。
3000mを超える山です天気は急変しやすく
下山が遅れる可能性もあります、念には念を入れた準備を。
1,登山靴・トレッキングシューズ:底が硬い砂利が入らないハイカットのもの
富士山は火山砂利のため底の薄い靴は穴があきます。
2,雨具:ズボンと上着に分かれたセパレートタイプのもの
風が非常に強いので耐久性のある登山用雨具が望まれます。
3,防寒着:5合目登山口と山頂の気温差は昼間で9度
夜間は13度以上になりますので、充分な防寒着が必要です。
4,肌着:化繊などの速乾性のものが望まれます。
5,帽子:遮るものは無い為、強い日差しにさらされます。
熱中症防止の為にも日除け帽子を忘れずに。
6,ヘッドランプ:夜間行動の予定が無い場合においてもヘッドランプは必ず持参して下さい。
7,水:水分補給用の水は各自持参して下さい。
8,行動食:疲れた時に口に入れるカロリーの高いお菓子等を準備する。
9,ゴミ袋:ごみは必ず持ち帰って下さい。
10、小銭、現金:有料トイレ等に必要です。
11,地図:距離やコースタイムが記載されたものが便利です。
最後に
登山開始にあたっては必ず気象情報は確認するようにしましょう
それでは良い富士登山を願っています。