そうめんは奈良時代に中国より
麺に打ち粉をして手延べするものが伝わり「麦縄」とよばれていました

その後鎌倉から室町時代に中国で開発されて、麺の表面に油を塗って
細かく手延べする新技術が伝わり「索麺」とよばれていましたが
後に「素麺」という漢字となったとされています。

今のうどんと同じように麺棒で伸ばし、包丁で切る麺もほぼ同じ時代に伝わり
「冷麦」と「うどん」に分化していきました。

時代を経て機械製麺が生まれました、小麦粉を塩入り水でこねて寝かせて生地を作り
機械のノズルから押し出して作ります。
これでノズルの大きさを替えるだけでいろいろな太さの麺が出来るようになりました。

機械製麺が導入された現代ではその分類も変化し
JAS(日本農林規格)では太さの違いにより

細い方から「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」と分類されるようになりました。

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しかし、西日本においては手延べ素麺の産地が多くあり
基本的に素麺といえば手延べ素麺のことをさしています。

基本そうめんレシピ

正統的な食べ方としては昆布とかつおのだし汁につけて食べるのが一般的です。

その他のタレとしては「大根おろし&なめこ」「山芋&青のり」
「白ネギ&ごま」「キムチ」「おくら」「大根おろし&大葉」
「味噌」「黒こしょう」「ゆずこしょう」「梅干し&梅肉」等色々なものが合います。

https://youtu.be/chIAMK4AXx0

変わりそうめんメニュー

    酢味噌そうめん

「酢味噌」で食べる地域があります。
ねぎのぬたに使うような砂糖・みりんで練った酢味噌をそうめんにかき混ぜて食します。
特に八丁味噌の文化圏、山間部に近いところで食べられています。

    鯛そうめん

瀬戸内沿岸や長崎・熊本などの北部九州などでは
結婚式など「はれの日」に素麺に鯛を添えた料理を出します。
鯛は焼いたり、煮たり、煮汁をかけたりと異なりますが
そうめんと合わせて出されるのは同じです。

一説によると、かつては漁に出られない時期の漁師の副業として
そうめん作りをしていたということも伝わっていますので、それからきたのかも知れません。

    茄子そうめん

鯛そうめんがある地方には同じ様に、茄子そうめんという料理があります。
茄子を揚げて鷹の爪、醤油、砂糖で煮たものをそうめんに添えて出します。

長崎天草地方では魚を揚げてから煮る料理を「オランダ煮」と呼びます。
揚げ魚に甘酢をかけたものを「南蛮漬け」と呼んだりもします。
「鯛そうめん」も「茄子そうめん」も同じ海つながりで伝わったのかもしれません。

そうめんも色々な時代に様々な食べ方をされてきました。
その全てが今まで伝わってきたわけではありませんが
想像力を羽ばたかせて新しい食べ方を発見するのもとても楽しいことですね。