伏見稲荷アレコレ

日本の神社で一番多いのが「お稲荷さん」です。全国約3万社あるといわれる稲荷神社のなかでも、伏見稲荷神社は総本宮です。その伏見稲荷神社のあれこれをお伝えします。

歴史
稲荷大神様のお使いはきつねとされています。但し、野山にいる狐では無く、お使いは大神様と同じく我々の目には見えません。そのため、白(透明)狐=“びゃっこさん”といって崇めます。

伏見稲荷神社には多くの鳥居があります、願い事が「通る」あるいは「通った」お礼の意味から、鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降広がった結果です。現在は約1万基の鳥居がお山の参道全体に並んで立っています。

鳥居の色が朱色なのは、その色が魔力に対抗する色とされ、併せて稲荷大神様のお力の豊穣を表す色ともされているからです。そして朱の原材料は水銀ですが、これは昔から木材の防腐剤として使われてきました。

1

ご利益
ご利益としては、古くは朝廷が雨乞いや止雨と共に五穀豊穣を願ったり、国の安泰を願うなど公の願い事が多く記録されています。

平安時代には良縁を願ったり、秀吉は母親の病気平癒を願い、おかげを受けています。現代では商売繁盛、産業興隆、家内安全、交通安全、芸能上達の守護神として信仰を集めています。

なぜいなりと言うの
山城国風土記によると「イネが生った」ところから社名としたとあります。

「初午の日」って
「二月初午」の日に稲荷大神様が稲荷山にご鎮座になりましたが、単に初午というだけでこの日を指すようになってから約1300年になります。

そして、2月のこの日に稲荷山へお参りすることを「福参り」といいます。その訳は都の巽(南東)にお鎮まりの神様は、人々に福を授ける神様であると信じられていました。また、お稲荷様の力強い「おかげ」が発揮されたことにより「福参り」が定着したと考えられています。

お稲荷さんの正一位ってなに

神様の位で正一位は最高位です。もともと天長4年(827)に淳和天皇より従五位下を授かってから段段上進し、天慶5年(942)に正一位になりました。

お稲荷さんのご神木は何の木
それはです。しかし一般的に神社の境内に固有のご神木はありません。

稲荷山に生えている杉の全てがお稲荷様の依っておられる木「ご神木=しるしの杉」とされています。

鳥居奉納の申し込み方や金額
伏見稲荷神社では鳥居の奉納をすることができます。神社内社務所あるいは稲荷山神蹟の各茶店へ問い合わせて下さい、料金は以下の通りです。

鳥居(号数)・初穂料
5号   175,000円
6号   383,000円~
7号   482,000円~
8号   708,000円~
9号   826,000円~
10号 1,302,000円~