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台風はなぜ起こるの?今年も台風シーズンがやってくる!正しい知識を持って災害を防ごう!!

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地球が怒っている? 台風の原因と太陽の関係は?気候の変化で、災害が増加中です!正しい知識でしっかり防災しましょう。

太郎
太郎
今年もまもなく台風シーズンがやってきます。

近年は、例年よりもハイペースで台風が発生しているもようです。特に西日本では甚大な被害が出ることもある台風ですが、以外に知らない事も多いですよね?
今回はしっかり台風についてお勉強しましょう!

花子
花子
備えあれば憂いなし!
目次◇読みたいところにジャンプ◇
  1. 台風発生原因
  2. 台風の安全対策

台風発生原因



台風の発生には太陽の熱エネルギーが関係しています。台風は熱帯などの暖かい海域でしか発生しません。特に熱帯収束帯と呼ばれる領域で発生することが多いです。熱帯などの海域では、晴れた日には太陽の強い日射により、海水温が高くなります。

この温められた海水は、さらに温度が上昇すると海面から多量の水蒸気が上がって、空気中の水分が多くなり大気の状態が次第に不安定になります。

太平洋高気圧におおわれた海域は安定しており、下層が不安定でも強い上昇流は生じません。しかし太平洋高気圧から吹き出す北東貿易風と赤道越えの南東貿易風などが集まる熱帯収束帯付近では、下層の不安定な空気が収束し(集まり)、強い上昇流を生じます。



多量の水蒸気を含んだ空気はこの上昇流によって上空に運ばれ集まって、多数の雲(積雲や積乱雲)が発生します。

この雲のかたまりができる時に熱を発生させるのですが、その熱がさらに上空を暖めて気圧を下げ、熱帯低気圧が形成される場合があります。



この低気圧の中心に向かって周囲の高温多湿の下層大気が反時計回りに吹き込み、上昇流となって、多数の積乱雲などを生成します。なぜ風は反時計回りに吹き込むのかというと、地球の自転によって生じる力(コリオリ力)が作用するためです。ちなみに、コリオリ力は赤道上では働かないので、赤道付近で台風は発生しないそうです。

太郎
太郎
この一連の流れが繰り返されて、熱帯低気圧が明瞭となり雲も組織化され、台風が発生するのです。

外国では台風は名前で呼ばれていますが、日本では番号で呼ばれています。その年のはじめて発生したものを1号と呼び、あとは発生した順番で番号が付いていきます。

年間の台風の発生する数は、過去30年のデータの平均値で見ると25.6個で、そのうち日本に接近したものは年平均11.4個、上陸したものは同じく年平均で2.7個となっています。




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台風の安全対策



台風などによる様々な被害を防ぐために、国や都道府県では、様々な防災対策を行っています。しかし、こうした対策を行っていても、災害は発生します。

災害から身を守るためには、国や都道府県が行う対策などだけでなく、私たち一人一人が災害に対する備えをしておく、危険を感じたら早めに避難するなど、自らの身を守るための防災行動を起こすことが重要です。

防災行動に役立つのが、気象庁が発表している「防災気象情報」です。皆さんが早めの防災行動をとれるよう、気象庁は大雨や台風などに関する防災気象情報を随時提供しています。「注意報」・「警報」・「特別警報」の順に災害の重大度を分けて発表し、注意や警戒を呼びかけます。



これらは原則として、市区町村ごとに発表されて市区町村は、警報などを受け、ハザードマップなどに基づく危険な区域の住民に対して、避難準備情報、避難勧告、避難指示の発令を検討します。雨が降り出したら「土砂災害警戒情報」にも注意しましょう。

花子
花子
日本は人口増加に伴い山間部を切り開いた住宅開発が行われたところが多く、最近では土砂災害による被害が増えています。

土砂災害警戒情報は土砂災害の危険が高まったときに都道府県と気象庁が共同で発表します。また、より詳しい危険度がリアルタイムで分かる「土砂災害警戒判定メッシュ情報」などが都道府県と気象庁のホームページで確認することができます。是非活用しましょう。



天気予報やニュースで「気象庁では、大雨(台風)に関する情報を出して警戒を呼びかけています」という言葉が流れたら、その後の気象情報に注意してください。

テレビやラジオ、気象庁ウェブサイトの「防災情報」ページなどで、最新の気象情報を入手するようにして、時間を追って段階的に発表される「気象情報」「注意報」「警報」などを活用して、早め早めの防災行動をとるように心がけましょう。

ひとたび災害が起これば甚大な被害が出て取り返しが付かない状況に陥ります。その被害を少しでも減らせるように一人ひとりの防災意識の高さが求められています。