日本ではサラダから炒め物まで、幅広く食べらているキャベツ。そんなキャベツが日本で食べられるようになったのは、いつ頃かご存知ですか? 日本に入ってきたのは幕末ですが、一般的に食べられるようになったのは実は戦後なんです!
今回は、意外と知られていないキャベツ雑学をビールが進む新キャベレシピ3選!とともにお届けします♪
キャベツ雑学!
キャベツは1年を通して、いつでも食べられる野菜ですが種類がいくつかあって丸く玉になるものとならないものがあります。なんとキャベツの原種はカリフラワーやブロッコリーと同じものなんです!
ビタミンC、ビタミンUがたっぷりで、がん予防効果があると言われています。これは、キャべツが持つイソチオシアネートという成分によるものです。
次に、三種のキャベツたちをご紹介します♪
キャベツ(冬キャベツ)
夏に種をまき、晩秋から初春にかけて収穫されます。厳寒期から初春に収穫されるものは、特に「寒玉」と呼ばれています。
形は偏平で、球がしっかり締まり、葉はしっかりとかためです。最も生産量の多い型で、愛知県が主産地です。
煮こんでも煮くずれせず、出し汁をよくすうので、ロールキャベツのような煮物向き。水気が少ないので炒め物にもOKです!
春キャベツ(新キャベツ)
秋から冬にかけて種をまき、早春から初夏にかけて収穫します。「春玉」と呼ばれ、春先から6月頃まで出回ります。
冬キャベツと比較すると、大きさは半分以下で球の巻き方もゆるく丸型で、葉は中まで緑色をしています。
一般に春キャベツと呼ばれるものは出始めの新キャベツのことをいいます。
夏秋キャベツ
冬キャベツの品種を、冷涼地で春から初夏にかけて種をまき、夏から秋にかけて収穫します。群馬県の嬬恋(つまごい)や長野県の八ヶ岳山麓などの高冷涼地からの出荷が多いので「高原キャベツ」ともよばれます。
球がよく締まり葉が柔らかく水分に富んでいて、中まで緑色をおびています。生のまま食べるほか、汁の具にもむいています。
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キャベツは昔、薬だった?
古代、ヨーロッパを中心に食されていたようですが、当時は野菜としてよりも胃腸薬として用いられ、健康食品という概念だったんです。日本でもキャベツから発見された健康成分でできたキャベジンがありますよね!
キャベツの日本での歴史
幕末の1850年代から明治にかけて外国人居留地用として栽培されていましたが、一般庶民が口にすることはなかったそうです。明治7年頃、欧米から種子を取り寄せ栽培試験を行ったのが、本格的な生産の始まりでした。
試験地は北海道に移され、栽培法の「キャベイジ」という名で記載されていましたが、一般的には「かんらん」と呼ばれていました。
大正時代に品種改良が進められ、寒冷地に適することから北海道のほか、東北地方や長野県で栽培されるようになりました。そんなキャベツも戦前にはそれほど普及しませんでしたが、戦後の食糧増産と食の洋風化が相まって生産量は急激に増加。1980年代にはダイコンと並ぶ生産量となりました!
ビールが止まらない「新キャベツレシピ」
キャベツのうんちくをお勉強したところで、新キャベツを使ったとっておきの簡単レシピをご紹介します♪
新キャベツと厚揚げの炒め物
材料
フライパンに油をひいて豚挽き肉を炒めて塩・こしょうで下味をつける。
一口大に切った厚揚げとしいたけを入れて炒めて、残りの調味料を入れる。
厚揚げに味が染み込んで来たら、適当な大きさにカットしたキャベツを入れてしんなりしたら完成!
くわしい作り方はコチラ★
新キャベツと若鶏のチーズグラタン
材料
鶏肉は削ぎ切りにして塩・こしょうで下味をつけておく。
キャベツは適当な大きさにカットしておく。
フライパンに油をひいて鶏肉を両面焼き、中まで火が通ったらキャベツを投入し炒めたら蓋をする。
キャベツがしんなりしてきたら、味見をして塩・こしょうで味を整える。チーズを乗せて蓋をしてチーズが溶けたら出来上がり!
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春キャベツと豆腐のマヨネーズ炒め
ポイントは、油を使わずにマヨネーズで炒めることです!
キャベツはどんな料理にも使えるので、常備しておくと助かりますね♪ 野菜高騰の時期が、早く終わりますように・・・