春です!お子さんの運動会で張り切るお父さん必見!怪我する前に予防しましょう!今回は、正しいテーピングの知識と貼り方をご紹介します♪
テーピング(taping)とは
主にスポーツ選手が競技において負傷を予防したり、ケガをした部位に負担をかけないようにしたり(回復段階でのリハビリーテーション)怪我の再発予防のために関節、筋肉などにテープを巻いて固定することをいいます
テーピングで期待される効果には
捻挫や脱臼、靱帯損傷など、関節の正常な可動域を超えてしまった「可動域異常」の場合に、テーピングによって関節の動く範囲を適度に制限します。
痛めて弱くなっている筋肉や靭帯(じんたい)や腱(けん)にテーピングをすることで、患部の負担を軽減しその部位の補強ができます。また、根本的な治療はできませんが、パフォーマンスの低下を軽減できます。
患部(筋肉など)にテープを巻き、適度な圧迫を加えることで、腫れや炎症を早めに抑える効果もあります。
ケガに対する不安を軽減し、安心してプレーに集中することができます。
テーピングの種類は
- 固定テープ(非伸縮)
- 伸縮テープ
- ソフト伸縮テープ
- 自着性テープ
- アンダーラップ
- キネシオテープ
- スパイラルテープ
伸縮性の無い固定用テープで関節や筋肉の過度な動きを制限し、ケガの予防や再発防止、応急処置などに使用します。突き指や足首の固定などに最適です。
生地の厚い伸縮するテープで主に足首やひざ、肩などの可動域を確保したいテーピングに最適です。
はさみを使わずに手で切れる伸縮テープで肌触りがよく、関節や筋肉の圧迫、固定、テーピングの仕上げに最適です。
粘着剤が肌に着かないでテープ同士がくっつくので巻き直しが可能でバンデージや包帯の代用品としても使用できます。
テーピングを巻く前に使用する皮膚の保護用のラップです。
固定力は無いが筋肉や関節の動きをサポートします。
体の歪みをとり、ボディーバランスをサポートする。
テーピングの巻き方
- 「アンカー」
- 「スプリットテープ」
- 「チェックレイン」
- 「Xサポート」
- 「スターアップ」
- 「ホースシュー」
- 「スパイラル」
- 「フィギュアエイト」
- 「ヒールロック」
固定・圧迫しようとしている関節や筋肉を挟み、その上下や左右に巻く。
伸縮テープを縦半分に裂き、固定・圧迫すべきでない箇所を避けて巻く。コンプレッション・テープともいう。
捻挫した手指と隣の指の間を少し開け、テープを輪にしてつなぎ、間の遊び部分に別のテープを巻いてロックする。
関節や強く圧迫したい部分を中心に、X字形に巻く。
脛から足の裏を回し反対側の脛まで、あぶみ状に巻く。
足の側面から踵を回し反対の側面へと、馬蹄形に巻く。
膝や足首に、らせん状に巻く。
関節や足の裏の中央を中心に、8の字を描くように連続的に巻く。
踵を巻いて固定し、足首の捩れを防ぐ。
テーピングする際に注意する事
テーピングが、ケガの原因や状態に適しているかどうかを判断する必要があります。傷口にテープの粘着剤や粘着スプレーが、ダメージを与える場合もあるので注意しましょう。
ケガの程度や部位・体型などによって様々なテーピングの巻き方(技法)があります。
テーピングを巻かれる人と巻く人が、正しい姿勢や角度で行なわないと本来の効果が期待できません。不適切な姿勢では、有効なテーピングはできませんので注意しましょう。
巻く部位の形に合わせられずシワやたるみができると十分な効果が得られなかったり、痛みや水ぶくれ・かぶれなどの原因になるので注意しましょう。
きつく巻き過ぎて血行障害や神経の圧迫があると痛みや痺れが出てます。痛みや痺れが出たら緩めましょう。筋肉や腱に過度なテンションや関節に過度な運動制限があるとパフォーマンスの低下の原因になります。
テーピングを巻く人と巻かれる人は常にコミュニケーションをとって、強さや可動範囲やテーピングの具合を確認し合ってくださいね。正しい知識で正しく巻いてベストコンディションをつくっていきましょう♪