シェークスピアの四大悲劇といえば・・・
「ハムレット」「オセロー」「マクベス」「リア王」です。

有名な「ロミオとジュリエット」が四大悲劇に入らない理由は
簡単に言えば「ウエストサイドストーリー」の様な
男女間の悲哀が主題となった物語だからです
重厚な悲劇とされていないとも言えます。

「ロミオとジュリエット」は人間の持つ
愚かさや醜さを書き記したものではありません。

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悲劇とは、人間誰もが持つ弱さゆえにその人自身の破滅や周りの人の破滅
つまりは人間の業といったものからくる悲しみを描くものでなくてはなりません。

それは登場人物の性格に起因して悲劇を引き起こすというよりも
周囲の状況や偶然により、二人を含めた周囲が悲劇的結末を向かえています。

そして、過剰なまでの冗談や乱暴なセリフ、卑猥的なやりとりも多く
悲劇というよりも娯楽作品に近い作品です。

シェークスピア名言

*終わりよければすべて良し。
*生きるべきか、死すべきか。それが疑問だ。
*友情は不変といってもよいが色と恋が絡めば話は別になる。
*人間一度しか死ぬことは出来ない。
*人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、悲しみを和らげられる
*我々の人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。
*成し遂げんとした志をただの一回の敗北によって捨ててはいけない。
*友情は多くは見せかけであり、恋は多くの愚かさにすぎない。

シェークスピアの楽しみ方

多くの名言が残されているように、シェークスピアの面白さといえばそのセリフにあります。
そのストーリーに関しては、ほとんどが他人のもの。
その原作は今ではほんの僅かな学者か愛好家が読むものに過ぎません。

独創性の無いシェークスピアの作品が、何故これほどまでに多くの人に愛読されているのか。
それはセリフです、セリフがストーリーに深みを与え
セリフが物語に無限の広がりを見せているのです。

とはいえ、シェークスピアは読んでも面白いと感じないことがあります
理由は大きく分けて二つ。

一つは作品が戯曲であり書斎での読書を想定して書かれて無いこと。

もう一つは、そのセリフがあまりにもいっぺんに多くを語ろうとしていることにあります。
あまりにも多く、深い内容を含んだセリフゆえ
読む側が消化不良気味になって受け入れる事が出来ないと思われます。

シェークスピアを読んで面白く無いと感じられる時は
一旦時間をおいて読みなおしてみてはいかがでしょうか。
月日を経て読み直すと思いもよらない発見をするかもしれません。

シェークスピアとは私達の成熟度を測る指針となるべきものです。