結婚、出産、新築などお礼状を書く機会もあると思います。いくら友人といえど、メールではなくキチンとお礼したいですよね^^
マナーを守らなければ逆に失礼にあたることもあります。そこで今回は、お礼状を書く時の基本マナーについてお伝えします。
お礼状は、まずは送る時期が大切です
出来るだけ早く送るのがベスト。もし都合により遅れてしまった場合は、お詫びの言葉をそえてお送りする心つかいが大切です。
文章にも上手下手はあるでしょうが、簡潔でストレートな表現の方が相手に気持ちが伝わりやすいものです。
お世話になった時や頼み事をした時のお礼状には、具体的な経過報告と結果報告をするようにしましょう。その時に他の用件を書き加えることは避けて下さい!ついでととられ感謝の気持ちが伝わりません。
お礼状の実際の書き方
目上の人や改まった内容であれば縦書きが本来のマナーですが、日頃書き慣れてない場合は返って失礼になることもありますので現代では横書きをお勧めします。
文面の構成は・・
- 前文(相手の名前・季節の挨拶等)
- 主文(具体的な内容のお礼文)
- 末文(終わりの相手を気使う言葉)
- 後付(日付・自分の名前)
この様な構成で書くのが基本です。
縦書きの場合
構成は前文・主文・末文・後付で横書きと同じですが、手紙の一番初めにくる頭語は末文の結語とセットで書く必要があります。
又、頭語の位置は上に、結語は下、日付は漢数字で頭語より少し下。自分の名前は下、相手の名前は上といった書く位置はきちんと守って下さい。
封筒の入れ方は書出しが右上、下から上に半分折りあげる、もう一度下から上に折り上げる、頭語が便箋の上端右になるように封入します。(封筒表から見て左)
お礼状を書くペンの色
基本は黒です。お祝いごとの礼状であれば、何かきれいな色などを使いたいところではありますが・・メールの絵文字などとは異なり、様々な用途があれどもあくまでも改まった性質の手紙ですのでブラックが基本です。
文面については、ネット等を参照すれば場合に応じた文例が出てきます。頭語・結語に関してはセットで記述するものであり間違うことは大変失礼にあたりますのできちんと調べて正確に書く必要があります。前文・末文についてもある程度決まり事がありそれを外せば失礼にあたります。
しかし、主文は定形的な文章はさけて、自分の言葉で!誠実さがシンプルに伝わる様な文面を心がけて下さい。
あまり決まりきった文だけでは相手にお礼の心が伝わり難く、お礼状を出す意味が薄れ勝ちになります。大切なことは全体の構成は体裁を守り、主文は心を込めて、相手に真心を伝えることです。