知ってるようで知らないインフルエンザ!風邪との違いを知っていますか?
インフルエンザって名前は知っていると思いますが、風邪との違いとか香港型とかソ連型とかタイプ別に分かれているんです。案外知っていそうで実は知らない事が多い?今回は、インフルエンザについて解説します
インフルエンザの症状
いろんなタイプのインフルエンザがありますが、いずれの型のインフルエンザも1~3日の潜伏期があります。その後、急速に悪寒を伴う高熱、全身倦怠感を伴って激しく発症します。
鼻水、咳せき、喉の痛みなどの呼吸器の症状や、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器の症状を伴うことが多く、頭痛や関節痛も現れます。筋炎を起こすと筋肉痛が生じ、下肢の場合は歩行困難になることがあります。
幼児(主に1~5才)がインフルエンザにかかると、インフルエンザ脳炎・脳症になる事もありけいれん、意識障害、異常行動などの急速に進行する神経症状がみられます。さらに、血管が詰まったり、多くの臓器が働かなくなりその結果、命に関わる重篤な状態になります。
インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザと風邪の違いは?と聞かれて答えられますか?なんとなく同じような症状で、はっきりとした違いって知られていないかもしれません。一番の違いはウィルスです。
毎年流行するのはA型かB型のどちらかで、C型は幼児の間で感染する事が多いのですが比較的軽度で済みます。A型が一番重篤化しやすくタイプも香港型とソ連型に分かれます。このウィルスはウィルス自体が変化(進化)して感染も人以外に鳥や豚などにも感染します
ちなみに香港型とかソ連型とは、その土地で見つかったウィルスの型のためそう呼ばれているのです。今後別の場所で新しい型のウィルスが見つかってそれが流行すれば、そこで発見された場所の名前がついた~型というのが出てくることもあります。
以前流行した新型インフルエンザもA型の変化型なので、今後~型と名前がつくかもしれません。B型はA型ほどは重篤化しません。このウィルスは変化(進化)せず人のみに感染します
一方、風邪のウィルスはライノウィルス・コロナウィルス・アデノウィルスなど複数のウィルスがあります。
風邪が1年を通して季節に関係なくかかるのに対して、インフルエンザは主に冬の時期(11月~3月)のみに大流行します。風邪は、徐々に発症して発熱も軽度であり、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状がでます。
一方、インフルエンザは急激に高熱が出て全身倦怠感、食欲不振などが強く現れます。関節痛、筋肉痛、頭痛も現れます。また、インフルエンザは肺炎や脳炎などを合併して重症化することがあります。
治療法は?予防はどうすればいいの??
感染が確認されたらすぐに医療機関にかかって、インフルエンザの薬を処方してもらって自宅で安静にして療養することが一番です
高熱が出るので脱水症状にならないように、しっかり水分補給を忘れないようにしてください症状が治まっても体内にはウィルスが残っています。その状態で他人に接するとそこから感染してしまう恐れがあるので、薬は処方された日数分飲みきる事が大切です
飲みきったら医療機関で診察を受けてお医者さんの指示を仰ぐ事。予防法としては予防接種が有効です。接種してから効果が出るまで2週間位かかるので、流行がはじまる11月に入ったら接種すると良いでしょう。
それ以外に手洗い・うがい・マスクの着用・不必要に人混みに行かない!バランスの良い食事・睡眠時間をしっかりとる・適度な運動・体を温めるストレスをためない等規則正しい生活を送る事が予防につながります
正しい知識でしっかり予防しましょう!